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2015年2月 6日 (金)

【ビルマ日記】 ”ティラワの土地に平和を” ――「現状を知ってほしい」 住民グループが僧院祭の沿道で写真展

 

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            TSDG、地元の僧院祭の沿道に出店!写真展を開催


1月30日から2月3日にかけ、ティラワ経済特別区(SEZ)開発事業(2,400ヘクタール)の問題に取り組んできた『ティラワ社会開発グループ(TSDG)』のメンバーが、地元の僧院祭の沿道で「ティラワ」に関する写真ブースを出店。お祭に訪れた地元住民や遠方の人びとに「ティラワの現状と問題」を伝え、「ティラワの平和」を呼びかけました。

Kyite Kauk(チャイコー)パゴダは、地元で一番高く、大きな仏塔を誇るヤンゴン管区でも有名な僧院です。毎年この時期のお祭りには、ヤンゴン管区中から多くの人が訪れるということで、TSDGのメンバーは「この機会により多くの人に問題を知ってもらおう」と沿道での出店を決めました。

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  前日の準備――「ティラワに平和を」というメッセージを垂れ下げて、写真を約80枚!

 


ブースの前面には「ティラワに平和を」というメッセージが掲げられ、
 ――2013年11月に着工したため、今はもう見ることのできないティラワ
    SEZフェーズ1区域(400 ha)の昔懐かしい生活風景
   ――そこから移転した先での厳しい生活
      ――生活の場が一掃されたSEZフェーズ1区域の工事現場
 ――TSDGの2013年からこれまでの活動
   ――TSDGメンバーの来日も含めた日本/JICAを相手にした取り組み
      ――タイ、日本での公害問題と警鐘
一枚一枚にメッセージがこめられた写真・約80枚がブース内に並べられました。

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         当日は夜になると人通りが増え、写真展の会場にも人が――
     アーティストもTシャツやグリーティング・カード提供で、TSDGの活動を支援


当日は朝から夜中まで、「ティラワの土地に平和を」と書かれたTSDGオリジナルTシャツを着たメンバーらが交代で当番。ティラワSEZの概要や問題点などをわかりやすいイラスト付でまとめたチラシを3つ折りにし、沿道の道行く人びとにも配布しました。

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               イラスト付のチラシを3つ折りにして、沿道でも配布


ティラワSEZフェーズ1では、すでに68世帯が移転させられましたが、移転地で代替の生計手段を確保できず、移転前より苦しい生活を強いられている世帯が多く出ています。今後、残り2,000 haでのSEZ開発が進めば、さらに約900世帯が移転を強いられることになり、同様の問題がより大規模に起きるのではと懸念されます。

TSDGはこれまでも、フェーズ1の移転住民、また、2,000 haの住民両者が一緒に問題に取り組んできましたが、今回も協力して写真展を開催。
「自分たちは事業に反対しているわけではありません。ティラワの土地が平和であることを願っているんです。」

――現在の移転地での深刻な問題の解決、そして、今後のSEZ開発で同様の問題が繰り返されないよう、私たちも彼らの思いを事業者(JICA、ビルマ政府、日緬企業)に根気強く伝えていきたいと思いました。


(あばんて記)

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