【イベント】見る・伝える:カンボジアの人々の苦悩と希望〜人権状況の今と女性たちの闘い〜(12/16東京)
1991年のカンボジア和平成立から25年、クメール・ルージュによる虐殺とその後の混乱から立ち直ろうとするカンボジアの人々と協力し、多くの日本人が同国の平和を目指し様々な活動を続けてきました。高い経済成長率、プノンペンの活況から、カンボジアは目覚ましい発展を遂げているように見えます。しかしその裏側では、急激な発展の歪みともいうべき問題が顕在化しています。
残念なことに、今のカンボジアでは、日本政府が協力した法整備、公正な選挙活動が行われるための市民の監視活動、そして、様々な草の根の協力が損なわれかねない暴力的な経済開発、市民社会への弾圧が続いています。
このイベントでは、公正な社会を目指し最前線で闘い続けているカンボジアの女性たちの姿を記録する写真家、高橋智史さんの作品をご自身で解説していただくとともに、カンボジア政治を専門とし、選挙監視を続ける研究者の山田裕史さんから、現在の状況を生み出す背景や日本とカンボジアの関わりについて語っていただきます。その中から、日本の市民としてカンボジアの人々が安心して暮らせる社会を作るために、今どんな協力ができるのかを、参加者のみなさんと考えたいと思います。
■開催日時:12月16日(金)18:30-20:30
■参加費:1000円(共催、協力団体会員、学生500円)
■会場:経王寺(住所:東京都新宿区原町1-14)
■アクセス:都営大江戸線 「牛込柳町」駅下車 東口駅前
東京メトロ東西線 「早稲田」駅下車 馬場下口改札より徒歩15分
都営新宿線 「曙橋」駅下車 曙橋口改札より徒歩15分
バス JR新大久保駅前より「新橋」行きにて「牛込柳町」下車
■話し手:
□高橋 智史(フォトジャーナリスト)
日本大学芸術学部写真学科卒。プノンペン在住。2003年からカンボジアの社会問題の取材を開始。13年と14年に2年連続で「国際ジャーナリスト連盟日本賞」大賞受賞。14年「2014年第10回「名取洋之助写真賞」受賞。
□山田裕史(カンボジア市民フォーラム事務局長、新潟国際情報大学講師)
上智大学大学院修了。博士(地域研究)。(財)松下国際財団「アジア・スカラシップ」
奨学生としてカンボジアへ留学。国際選挙監視員としてカンボジアで9回、選挙監視
活動に従事。「カンボジアの選挙に関する調査研究で「第7回秋野豊賞」受賞」。
■プログラム:
18:30 開会の挨拶、プログラム説明
18:40 転換期を迎えたカンボジアの政治・社会情勢(山田裕史)
19:10 質疑応答
19:20 休憩
19:30 屈せざる女性たち(高橋智史)
20:00 質疑応答
20:10 フロアとの意見交換
■申込みはこちらのフォームからお願いします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/1514e0ef478708
■共催:アーユス仏教国際ネットワーク、メコン・ウォッチ
■協力:アジア太平洋資料センター(PARC)、開発教育協会/DEAR(交渉中)、カンボジア市民フォーラム(交渉中)
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